マイナンバーカードで貯めたポイントを市の政策に寄付する宿毛市の「未来投資型寄付」。およそ1カ月で目標値まで到達しました。 宿毛市はマイナンバーカードを使った新しいサービス「宿毛ID」を今年3月から始めました。 図書館などで会員証として利用したり、市の施設やイベントなどに行くとポイントが貯まる仕組みです。 このポイントを使って市の政策に寄付する取り組みが「未来投資型寄付」です。 プロジェクト第一弾は宿毛高校の生徒が発案した「津波避難タワーへの公衆無線Wi－Fi整備」です。6月18日から寄付を受け付け、およそ1カ月で目標の1万ポイントまで到達しました。 宿毛高校生： 「高校生も輪にいれてくださると言いますか、意見を取り入れてくださるというのがうれしいので、宿毛市のために貢献できたことがとてもうれしいです」 来年3月までの設置を目指すため9月議会で提案する予定です。 宿毛市・中平富宏市長： 「今回のように若者がですね、賛同していただいて、アイデアを出していただいて、それが今、現実、形となって動こうとしている。そういったことをすごくうれしく思っています」 宿毛市は今後も市民の声を聞きながら「未来投資型寄付」で政策を実現させていきたいとしています。