上沢直之、レッドソックス傘下3Aでの今季初登板は5回4安打3失点
レッドソックス傘下3Aウスターの上沢直之投手が10日(日本時間11日)、敵地でメッツ傘下のシラキュース戦に先発。今季初登板は5回を投げ、1本塁打を含む4安打、3失点で降板した。1与四球5奪三振。防御率は5・40。 上沢の背番号は「64」。初回、先頭のルイサンゲル・アクーニャは、昨年のア・リーグMVPブレーブス・アクーニャの弟。昨年レンジャーズとの交換トレードで、通算214勝のシャーザーを放出したメッツが獲得した。上沢のシンカーを捉え、中越三塁打。上沢は、1死後、ビエントスに外角へのカーブを右翼に運ばれ、先制2ランを浴びた。 2回はストライクが先行する。レイズなどで活躍した崔志萬を中直に打ち取り、イグレシアスに四球を許すも、後続を打ち取り無失点。 3回は先頭のアクーニャ弟をチェンジアップで空振り三振に打ち取り、キャメルを右飛。ビエントスは5球ファウルで粘られた末、10球目、外角高めの直球で見逃し三振に料理。この日の最速91マイルをマークした。 上沢は4回、先頭のサンチェスに右前打を浴び、2死後、イグレシアスに初球を左中間二塁打され、3点目を献上。5回は雨脚が強くなる中、3者凡退に抑えた。5回を終了して、球数は79球で降板。6回から2番手ケリーがマウンドに上がった。 地元テレビの解説は「5種類でも十分ですが、上沢は7種類の球種を駆使します。日本で球種が多かった投手といえば、松坂大輔がいました。渡米1年目は、色々、適応する必要があります。ウチの藤浪晋太郎投手も去年、そうでしたね」と、自軍に所属する藤浪の名前をあげて上沢を紹介。登板後は「上沢は絶好調のように見えず、痛打された場面もありましたが、全体的にみると、まずまずの結果でした」と総括していた。
報知新聞社