上戸彩「毎日頑張れるのは子供たちがいてくれるから」 3児の母としての顔
自然体のふんわりチャーミングなほほ笑みで見る者をやさしく包み込んでくれる上戸彩さん。いつもヘルシーな輝きに満ちた彼女にご自身にとっての“癒し”について聞いてみました。 上戸彩~普遍の癒し力 (パワー) 昨年6月に第三子を出産。俳優、そして3児の母として、多忙な日々を送りながらも、至高の輝きを纏い続け、とびきりの笑顔で周りに癒しを与えてくれる上戸彩さん。そんな彼女のリフレッシュ方法とは…。 「今は子供が最優先なので、自分だけの時間というのが本当になくて。以前は一人になれる唯一の時間がバスタイムでしたが、現状はそれも難しい。3番目の子供は家族に見てもらったとしても、2番目の子がお風呂に入ってきちゃう。『これが鳴ったら来てね』と、10分タイマーを渡しても、4分ぐらいで入ってきちゃうの (笑) 。慌ただしい日々ですが、先日、仕事のスケジュールが空いて、奇跡的にオフの時間ができたんです。タイ古式マッサージで体を伸ばしてリフレッシュしてきました」 昨年公開の映画『シャイロックの子供たち』では、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞するなど、仕事も充実。「仕事で外に出ることが気分転換になっている」とのこと。 「昔は、結婚したら仕事は辞めようと考えていたけど、続けていてよかったなーと (笑) 。家では鏡を見る時間もなく自分はほったらかしですが、現場でメイクしてもらうと気分が上がるし、スタッフさんたちと話したりする時間も大事で。深く呼吸できてる感じがするんですよね」 一人の時間が確保できたら何がしたい? の問いには、「映画を観に行きたい」と答える。 「少し前に、友人が出ている舞台を観に行ったんですが、一人で舞台を鑑賞したのは初めての経験で。これまでの私はカフェすら一人で入れない人間だったんですが、一人で行ってみたらすごく集中できるし、とても贅沢な時間でした。だから次は映画館に一人で行ってみたいですね」 心と体をヘルシーに保つためには、「言いたいことは溜め込まずに言うのも大事」と上戸さん。 「仕事先でも家庭でも気になったらすぐに伝える。たとえ家族でも、言葉にしないと分かり合えないと思うんです。若い頃は言葉にしなくても分かり合える関係が理想だったけど、言葉にしないことで、自分の都合のいいように解釈してしまうこともあって。言わないことですれ違ったり、イライラしてしまうなら、ぶつかったほうがいい。それが私なりのストレスを溜めないコツですね」 最近、ピラティスも始めたそうで、「まだ1回しか行けてないのですが、終わったあとは全身筋肉痛に (笑) 。時間を作れたらまた行きたい」と隙間時間で心身をメンテナンス。それでも、一番の癒しは我が子の存在。 「子供の無邪気な笑顔はただただ可愛くて (笑) 、ポジティブなパワーをもらえるし、毎日頑張れるのは子供たちがいてくれるから。何にも代えがたい癒しですし、子供が喜ぶお仕事をいただけたときは気持ちが上がりますね。だから、映画『アンパンマン』のゲスト声優のお仕事が決まったときは本当に嬉しくて。子供たちも『ママやるの? すごーい!』と大喜びで、幸せです」 そう柔らかなママの顔で話す上戸さんが挑戦したのは、劇場版最新作『それいけ! アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』のゲスト声優。“絵本の世界”の森に住む愛らしい妖精・ルルンの声を務めた。 「声優のお仕事も何度かやらせてもらっているので、過去に演じたキャラクターの声とはかぶらないようにしたいという思いがあって。アフレコに入る際、『一番ラクな声で入れてください』と言ってもらったのですが、ルルンの可愛い見た目に合わせて高めのキーにしたほうがいいのかなとも思い、『2パターン録って、自分でも聞いてみたいです』とお願いして。両方やってみたら、『その中間で!』という話になり、途中で休憩に入ると、どのトーンだったか忘れてしまって、調整しながら演じるのが大変でした (笑)」 今作ではアンパンマンとばいきんまんが力を合わせて絵本の世界を守る。あらすじが解禁されると、SNS上では「エモい!」との声が続出。 「私も台本を読んで驚きましたし、自信がなくて、うじうじしちゃうルルンに、ばいきんまんが『俺もいつもダメダメなんだ』と自分のダメさを認めて励ます場面が大好きで。落ち込んでいる人を上から救ってあげるのも大事だけど、同じ目線に立ち、『一緒に頑張ろう』と共に立ち上がる、その励まし方が素敵だなーって。今回は、ばいきんまんのやさしさが見えるお話ですが、普段は悪さばかりしていて、いわば悪役キャラ。でも、アンパンマンをはじめ、みんながばいきんまんを受け入れて、否定しない。他者を尊重する現代にも合っている作品だと思います」 大人にも刺さる教えや感動が詰まった作品だからこそ、多くの人を魅了し、長く愛され続けている。 「私も幼少期はアンパンマンを見て育ちましたが、目が回る忙しさだった10代の頃にも見ていて、癒しをもらっていました。大人になると恥ずかしくて言えないような言葉が詰まっていて、忘れてしまった感情を気づかせてくれる。ピュアな気持ちになれるんですよね。そんな大好きな作品に出られるなんて本当に夢のよう。今作は子供たちを連れて映画館に観に行きたいと思っています」 うえと・あや 1985年9月14日生まれ、東京都出身。近年の出演作に映画『沈黙の艦隊』『シャイロックの子供たち』、ドラマ『となりのチカラ』『半沢直樹』など。ボイスキャストを務めた映画『それいけ! アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』が公開中。 ドレス¥83,490 (AKIRANAKA/Harumi showroom TEL:03-6433-5395) バラピアス各¥9,900 リング¥50,600 イヤーカフ¥15,400 (以上e.m./e.m.青山店 TEL:03-6712-6797) ※『anan』2024年7月10日号より。写真・三宮幹史 (TRIVAL) スタイリスト・宮崎真純 (likkle more) ヘア&メイク・中谷圭子 (AVGVST) 取材、文・関川直子 (by anan編集部) あわせて読みたいanewEntame 上戸彩「娘の前で教科書を音読したら…」特別展アリス取材で語ったほんわか子…2022.7.13anannewsEntame 上戸彩 「大人の色気」も…歴代のanan掲載号を振り返る! 2020.3.8anannewsEntame 「昼顔」映画化! 斎藤工「あの素晴らしい表現を世界中に見せびらかしたい」2017.6.13anannewsEntame 横澤夏子「おさがりをもらう側としては、一番ありがたい方法」 ママ友・近藤…2023.11.12anannewsLifestyle おしゃれなスタイは赤ちゃんが口に入れても安心! ママと赤ちゃんに贈るギフ…2024.6.21