コウノトリのエサ場の田んぼで稲刈り 米は日本酒や味噌として販売へ【徳島】
JRT四国放送
コウノトリが生息する徳島県鳴門市大麻町で、10月2日、日本酒や味噌などを造るために栽培された米の収穫が行われました。 これは、地域の自然や生き物と触れ合うことで環境への関心を高めてもらおうと、徳島県や認定NPO法人「とくしまコウノトリ基金」などが企画したものです。 この日は、コウノトリのエサ場にもなっている鳴門市大麻町の田んぼに、板東小学校の6年生約50人が集まり、6月に児童らが田植えをした「アキサカリ」の稲刈りを行いました。 (参加した小学生) 「6月の田植えから、こんなに成長したんだなって思いました」 (参加した小学生) 「ちゃんと全部の束の稲を刈り取るのが難しかったです」 (認定NPO法人「とくしまコウノトリ基金」熊谷幸三理事長) 「農業の大切さ、それから食の大切さ、そして農業とコウノトリの関係、そういうものを十分に勉強していただけたら良いなと思っています」 収穫された米は日本酒として2025年春に販売されるほか、2025年1月ごろには味噌としても初めて販売される予定です。 売り上げの一部は、コウノトリの保護活動のために寄付されます。