元全日本新人王対決 無敗の川口高良と30戦目の池田竜司が27日激突
◆プロボクシング ▽62・0キロ契約8回戦 川口高良―池田竜司(27日、東京・後楽園ホール) 川口高良(協栄)と池田竜司(一力)というライト級(61・2キロ以下)で全日本新人王に輝いた2人が27日、メインで激突する。26日は前日計量に臨み、川口が61・8キロ、池田が61・7キロでともに1発パスした。 22年新人王の川口は小学生時代から流通経大までサッカーをしていたが、膝を痛めてJリーガーになる夢を断念。大学卒業後に新宿協栄ジム(当時)の門をたたいた。そして、現在デビューから8戦負けなし。2戦連続KO勝利中と勢いそのままに、今回も勝利を目指す。「相手は試合経験もあるし、全然気は抜けない。それでも、当たり前にKOで勝ちたい」と宣言した。 13年の新人王である池田は、19年7月に現世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者・井上尚弥(大橋)のいとこで、日本スーパーライト級(63・5キロ以下)王者だった井上浩樹(大橋)に挑戦も5回TKO負け。その後も7試合勝ちなし(引き分け3試合)と苦しんだ。竹原&畑山ジムから一力ジムに移籍して臨んだ昨年12月、ナタワット・マニーウォン(タイ)に4回KO勝ち。ようやくトンネルを脱出した。プロ30戦目となる今回の試合は節目を勝利で飾りたいところだ。 身長174センチの池田は169センチの相手に対し「体格差を生かしてキャリアの差を見せたい。中盤以降でのKO」とこちらもKO勝利を目指す。 戦績は26歳の川口が7勝(4KO)1分け、28歳の池田が15勝(10KO)9敗5分け。
報知新聞社