C大阪対柏　0－0の引き分けに終わる（撮影・上山淳一）

＜明治安田J1：C大阪0－0柏＞◇第32節◇28日◇ヨドコウ 　柏レイソルは2試合連続の引き分けに終わり、5戦連続未勝利（2分け3敗）となった。通算8勝11分け12敗の勝ち点35で、前節16位から17位に後退。 　降格圏18位のジュビロ磐田とは勝ち点3差。残り7試合で厳しい状況に追い込まれてきた。 　敵地で2試合連続のスコアレスドローに、井原正巳監督（57）は「現実的な戦いになると前節から話していた。勝ち点3を狙いつつ、勝ち点1を持って帰るのも大事なこと。毎試合、決戦のつもりで勝ち点を積み上げていきたい」と前向きに話した。 　ただ、この試合でMF戸嶋祥郎（29）、DF犬飼智也（31）、MF手塚康平（28）がイエローカードを受け、3人とも累積4枚目となった。次節10月5日の横浜Fマリノス戦（三協F柏）は出場停止が確定。 　犬飼は「無失点で終わる試合を目指していた。ただ、守っているだけでは勝てない。もう少し敵陣でプレーしないと。得点のにおいをさせないといけない」と反省した。 　古巣セレッソ大阪戦に、後半途中から出場したMF島村拓弥（25）は、残留争いを演じる湘南ベルマーレや北海道コンサドーレ札幌がこの日、勝利を収めたことに「あまり気にせず、目の前の相手に勝つだけ」と気合を入れていた。