皇宮警察音楽隊のランチタイムコンサート 外国人観光客にも人気
皇宮警察音楽隊による恒例の「ランチタイムコンサート」が12日、皇居・東御苑で開かれた。 【写真】保護された「セブン」は愛子さまの愛猫に 名前の由来は 国内外でヒットした、2人組音楽ユニット「YOASOBI」の楽曲「アイドル」や、鉄道をテーマにしたメドレー曲などが約40分間にわたって披露され、観光客らが聴き入った。近年、外国人観光客に人気で、曲目紹介は日本語、英語、中国語の3カ国語で行われた。 スウェーデンから観光で来た女性(22)は、フランス民謡の「クラリネットをこわしちゃった」で、隊員が実際にクラリネットを分解し、短くなった状態で主旋律を奏で続けるというコミカルな演出に大笑い。最後まで鑑賞し、「楽しめました」と笑顔だった。都内に住む70代の梅村義幸さん、裕子さん夫婦は、曲目紹介が3カ国語で行われたことにも感心した様子。「(皇宮警察の)お仕事についてもうかがい知ることができてよかった。コンサートについても多くの人に知ってもらえるといいですね」と話した。 皇宮警察音楽隊は、1952年に創設。「皇室と国民を結ぶ架け橋」として、園遊会などの皇室関連行事やランチタイムコンサートにも参加している。隊員たちは普段、皇居や赤坂御用地の警戒警備をするなどの仕事にあたっている。(中田絢子)
朝日新聞社