レクサスの3列シート大型SUV『TX』に「Fスポーツハンドリング」追加
レクサスは、3列シートの大型SUV『TX』の2025年モデルを米国で発表した。新たに「Fスポーツハンドリング」グレードを追加している。このグレードはTX 350 AWDにのみ設定され、スポーティな走りと高級感を両立させた仕様となっている。
Fスポーツハンドリンググレードの特徴として、アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)や自動ブレーキ付きインテュイティブパーキングアシストなどの先進技術を標準装備。さらに、パノラマガラスルーフ、電動格納式サードシート、フロントシートベンチレーションなども標準で搭載される。
外観では、専用のフロントフェイシアやリアバランス、ブラックルーフレール、ダーククロームウィンドウトリム、ブラックドアミラーなどが特徴的だ。また、マットブラック仕上げの専用22インチホイールを装着し、スポーティな印象を強調している。
内装にも、Fスポーツならではの要素が随所に散りばめられている。ヒーター付きレザー巻きステアリングホイール、アルミニウムペダル、スカッフプレート、セカンドローのキャプテンシートなどが採用されている。
パワートレインには、2.4L直4ターボエンジンを採用する。275hpのパワーと317lb-ftのトルクを発生し、高いパフォーマンスを実現している。エンジンの性能を最大限に引き出すため、センターインジェクションシステムや軽量スフェリカルリップレスピストン、可変容量オイルポンプなどの先進技術が採用されている。
トランスミッションには、8速ダイレクトシフトオートマチックを搭載した。滑らかな加速と減速を実現するシフト制御プログラムが採用されている。また、電子制御フルタイムAWDシステムにより、走行状況に応じて前後の駆動力配分を75:25から50:50の間で自動的に変更し、安定した走行性能を実現する。
レクサスTXの2025年モデルは、Fスポーツハンドリンググレードの追加により、よりスポーティで高性能なSUVを求める顧客のニーズに応えていく。
レスポンス 森脇稔