直木賞に2作 垣根涼介『極楽征夷大将軍』と永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』が受賞
第169回芥川賞・直木賞の選考会が19日行われ、直木賞の受賞作が発表されました。 5つの作品がノミネートされていた大衆文学作品に贈られる直木賞。選ばれたのは、垣根涼介さんの『極楽征夷大将軍』と、永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』です。 【画像】第169回芥川賞発表 市川沙央『ハンチバック』に決定 デビュー作で受賞 垣根さんの『極楽征夷大将軍』は、室町幕府の初代将軍・足利尊氏を描いた歴史群像劇。何度も失脚の窮地に立たされながらも、なぜ尊氏が権力の頂点に上り詰められたのかを描きます。
そして永井さんの『木挽町のあだ討ち』は、江戸時代を舞台にした時代小説で、ある雪の降る夜の“あだ討ち”に隠された真相に迫る物語。第36回『山本周五郎賞』も受賞しています。