AIで骨格検知 製造現場の安全確認/手作業訓練を効率化
パナソニック システムデザインは「EdgeTech+ 2024」(2024年11月20~22日、パシフィコ横浜)にて、AI(人工知能)での画像認識による骨格検知のソリューションを紹介した。 ネジ締め作業のデモ[クリックで拡大]
安全確認や手作業トレーニングを効率化
同ソリューションでは、独自に開発したAIモデルをカメラと組み合わせて手や全身の重心や角度を判断し、姿勢を検知できる。 ブースでは、製造現場向けに手の骨格検知デモを2つ紹介した。いずれも事前に特定のポーズを学習させ、それと同じ動きができているか判断するというものだ。なお、カメラは高価なものではなく市販のWebカメラを使用しているという。 1つ目は指さし確認の検知で、所定の位置で指さしのポーズを作ると、画面上には手の周りに「POINTING(指さし)」「Completed(完了)」と表示された。安全確認の指さしが適切に行われていることを無人で確認し、責任者の負担軽減につなげられるという。 2つ目はネジ締め作業だ。見本となる動きを学習させ、その通りの手順や動きができているかを判定する。熟練作業者の動きを学習させれば、新人作業者のトレーニングや正確度の検証に利用できる。 同ソリューションは既に販売を開始していて、どのような姿勢を検知するか/画面上にどのように表示するかなどは同社が調整した上で納入するという。 製造現場以外では、介護現場での異常姿勢の検知や、ゲーム機などへの利用を想定する。
EE Times Japan