ラグビー【2024年度戦力分析・立命館大学】スクラム強化で安定を。
[立命館大学(昨季関西大学Aリーグ 5位)] 昨季はリーグワンに進んだ実力者をBKに4人擁したが、無念の5位に終わった。 そんな結果を踏まえ、今季から就任した小寺亮太HCは、スクラムの強化に乗り出す。週5回の練習のうち4度はユニット練習を組み込み、多くの時間を割いた。 「立命館が目指すのは立ってボールを動かすラグビーです。そのためには起点となるスクラムを安定させて、良い状態で回さないと」 FWはFL榎本匡志(3年)、U20日本代表の吉川大智(2年)、HOも兼ねるNO8島正輝(3年)を中心に昨季からのレギュラーも多く、特にバックファイブの層は厚い。指揮官も「誰が出てもおかしくない」と評する。 一方のBKはフレッシュなメンバーが名を連ねるが、共同主将のSO山下真之介(4年)が上手くチームを束ねる。春不在だった昨季主力のCTB中村颯汰(3年)も秋には復帰しそうだ。167㌢と小柄ながら、アグレッシブなランが光るFB樋川蔵人(4年)への期待も大きい。 「BKは基本プレーの完成度を高められればもっと良くなります。今は上手にパスを繋げようとする節がある」 最初のターゲットゲームは開幕戦の近大戦。勝てば勢いに乗れる大事な一戦だ。 (文/明石尚之) ※ラグビーマガジン10月号(8月23日発売)の「主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。 <夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ 8月21日 vs中央大○45-13 8月23日 vs関東学大○68-26 8月26日 vs流経大○50-19