愛媛、広島両県警が今治・大三島などで合同訓練 県境またぐ事件の初動対応へ連携確認
県境をまたぐ重大事件の発生に備えようと愛媛、広島両県警は12日、合同訓練を今治市の大三島などで実施し、広域緊急配備など初動対応の連携手順を確認した。 愛媛県警伯方署と広島県警尾道署、両県警の高速隊など27人が参加した。訓練では、大三島の郵便局で包丁を持った男が現金100万円を強奪。車で島内の検問を突破し、瀬戸内しまなみ海道を渡り、隣の広島県尾道市の生口島に逃走した想定で実施した。臨場した警察官は郵便局員から犯人の服装や車種などを聞き取り、両県警が無線で情報を共有。広域緊急配備を敷いて逃走車両を追跡し、生口島の瀬戸田サンセットビーチに駐車中の犯人を見つけ、協力して身柄を確保した。
愛媛新聞社