デビッド・テナント（左）、ジョナサン・プライス（右）

　Netflixが製作するベストセラー小説「木曜殺人クラブ」の映画化作品に、デビッド・テナント、ジョナサン・プライス、ナオミ・アッキー、ダニエル・メイズ、ヘンリー・ロイド＝ヒューズが出演することがわかった。Deadlineが報じている。 　英テレビ司会者・プロデューサー・作家のリチャード・オスマンによる原作は、敷地の開発問題で揉めている高齢者専用住宅クーパーズ・チェイスで経営者のひとりが何者かに殺害され、未解決事件の調査を趣味とするクセ者ぞろいの老人グループ「木曜殺人クラブ」が真相究明に乗り出すというミステリー。映画では、クラブのメンバー4人をヘレン・ミレン（元スパイのエリザベス役）、ベン・キングズレー（元精神科医のイブラヒム役）、ピアース・ブロスナン（元労働組合のリーダーのロン役）、セリア・イムリー（元看護師のジョイス役）が演じることが発表されていた。 　今作はNetflixにとって重要な作品となる見込み。豪華キャストが揃い、原作者のオスマンは17日（現地時間）、自身のポッドキャスト番組で「映画『ハリー・ポッター』以来最高のイギリス人キャストが集まったと思う」と語っている。 　「ハリー・ポッターと賢者の石」「ミセス・ダウト」「ホーム・アローン」のクリス・コロンバスが監督、脚本を務め、2020年に原作の映画化権を獲得したスティーブン・スピルバーグの製作会社アンブリン・エンターテインメントがプロデュースする。なお、アンブリン・エンターテインメントとNetflixは21年にパートナーシップ契約を結んでいる。今作は6月末からイギリスで撮影を開始する予定だ。