発売するたびに話題!「盲導犬の素敵なクッキー缶」。支援につながるアート缶はどうやって生まれた?【お菓子缶の世界#25】
『泉屋東京店』と『一般社団法人 盲導犬総合支援センター(以下、「盲導犬総合支援センター」)』のコラボ商品「盲導犬アート缶」。この商品を知ったのは5~6年前でしょうか。“犬”という存在が好きすぎて(笑)、学生時代からお店のレジ横などに置いてある“盲導犬型の募金箱”に、気づいたときには募金していたのですが、この募金箱以外に何をどう支援をしたらいいのかわからずにいたので、このクッキー缶との出会いは衝撃でした。 【画像9枚】「盲導犬アート缶」をはじめとするチャリティーグッズを写真で見る。今年1月、新たに加わった「ご褒美缶」も! 「盲導犬アート缶」の誕生秘話、そして今、抱えている課題について「盲導犬総合支援センター」に伺いました。
全国で活躍している盲導犬は796頭
全国で活躍している盲導犬は796頭(2024年3月時点)。その多くは東京都におり、ついで神奈川、大阪で活躍しているそうです。 視覚障碍(がい)者への盲導犬の貸与(たいよ)は無償ですが、盲導犬を1頭育て上げるためにはたくさんのお金がかかると言われています。フード代はもちろん、医療費や訓練所のスタッフの人件費、訓練所の維持費……かかるに決まっていますよね。しかし行政からの助成金はわずかしかなく、90%以上は寄付で支えられているのが現状。また、盲導犬への社会の理解、関心もまだまだ広げていく必要があります。そのため先の“盲導犬型の募金箱”だけでなく、募金以外で楽しく続けられるチャリティーのかたちとして、「盲導犬アート缶」をはじめとするチャリティーグッズが誕生しました。
さまざまな企業とコラボ。最近ではわんちゃんグッズの開発にも尽力!
「盲導犬アート缶」は『泉屋東京店』の店舗のほか、「盲導犬総合支援センター」が運営する「盲導犬サポートSHOP」にて購入可能なのですが、先日、「盲導犬サポートSHOP」を見てびっくり。さまざまな企業とコラボしていろいろな商品を出しているんですね! 上記の『メーカーズシャツ鎌倉』とのコラボもそうですし、『榮太樓總本鋪』とのコラボなどもあります。 ちなみに「盲導犬総合支援センター」では、盲導犬ユーザーや飼育ボランティアの方たちの犬との生活支援を行っているため、チャリティーグッズでもドッグウェアやリード、暑さ対策グッズなどの開発・販売にも力を入れていると言います。 また、全国のドラッグストアでは、歯磨き粉「アパデント」や「アパガード」で有名な『サンギ』とコラボ。盲導犬をイメージしたパッケージのキッズ用の歯磨き粉が販売中です。こちら2010年秋に発売。以来10年以上に渡り、売上の一部が「盲導犬総合支援センター」を通じて支援活動に役立てられている商品です。子どもたちが小さい頃、「犬、かわいい!」と買っていましたが、支援につながっているとは知らず、今回初めて知りました……(笑)。