“フリー0歳児”藤井貴彦が疑心暗鬼に?「食堂から足が遠のいて…」 “経験と情熱のB型割り”でチャレンジングな日々に【オリコン ライターズ】
■毎週金曜日は各地へ「系列の皆さんとのお仕事を」 気づいたら“藤井貴彦の番組”に
今後は、より積極的に自らも“現場”を訪れる。「(『news zero』の担当が)木曜日までなので、金曜日が自分で取材できる日になりまして。なので、第1金曜日は金沢で毎月1回被災地を取材します。第3金曜日は岩手で、地元のローカル局に出演して、東日本大震災の被災地であるとか復興の場所を紹介します。第4金曜日は新潟に行きます。新潟のローカル局で夕方の番組に出るということで、今まで自分がやりたかった、系列の皆さんとのお仕事を月に1回ではありますけれども、やっていきたい。若い方と違って、仕事のゴールが見えてきている年齢なので、自分の思った通りに、今までお世話になった人に恩返ししたいなという仕事をしようと思っております」。 “ゲスト”として、熱い思いを語っていた藤井アナだが、ふとしたきっかけですぐに“ホスト”へと立場を変えて、絶妙な合いの手を入れる。こちらが「欠かせない」という言葉を盛大に噛んでしまった際のことだ。藤井アナは柔和な笑みで「大丈夫ですよ(笑)!」と呼びかけて、こう教えてくれた。「欠かせないっていうのは、『かか』っていうのを短く音を出すのは本当に難しいんですよ。その後『せ』っていう風にバーっと空気出ますから。持ってる空気の6割減っちゃうんですよ。その減る空気が怖いから、噛んじゃうんです」。 自身の分析も兼ねた“方程式”では「経験+情熱をB型で割ります」という式を提示した。はて、その心は。「B型を一括りにするつもりはないんですけども、自分はB型で、どちらかというと自分を俯瞰に見ることができる。大らかに生活することができる特徴を持っているんです。それはどちらかというと、家族を見ても、B型の大らかさを持ってるなということで、この経験と情熱をグーッと凝縮したものを、上手にB型の大らかさで割っていく。この辺りが、私の方程式なんじゃないかなと思っています。経験の部分が今までの日本テレビで培ったスキル、情熱の部分は日本テレビから延長して燃やし続けるもの、それをちょっとシニアなB型で割る、これがフリーの私の方程式です。お酒が好きなんでね、何かで割って飲むっていうのはね、好きなんですよ。『経験と情熱のB型割り、おかわり!』って(笑)」。近い将来、CMで見られそうな説得力があった。 収録もエンディングに差し掛かってきた時のこと。「強力な圧を感じて、時間を巻けって言われてる可能性はないですか?」とこちらを気遣いながらも「(記者の見た目が)ファンタスティックすぎて、話が入ってこないんですよね(笑)。真面目にしゃべっている自分と、別のもうひとりがなんだこれはーってなっていて」とチクリ。そして、『県民スター栄誉賞』の番組名と放送時間を「大切なことなので、もう一度言います」と繰り返し言った後、ニュース番組の時と同様に「ぜひお楽しみに」と深々と頭を下げた。気づいたら“藤井貴彦の番組”に参加する形になり、感心していたのもつかの間。藤井アナが、ボーッとしているこちらの意図を汲み取り、改めて“キャスター調”で締めくくった。「本日も『ライターズ』、ご覧いただきましてありがとうございました」。 (取材・文/ファンタスティック ムラオカ) ※取材の模様は、28日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深夜1:30)でもご覧いただけます。