海外勢の米国債保有、10月は減少 日本と中国がともに縮小
[19日 ロイター] - 米財務省が19日発表した10月の対米証券投資統計によると、海外勢の米国債保有額は8兆5960億ドルで、9月の8兆6730億ドルから減少した。日本と中国の保有が縮小した。 日本の米国債保有額は1兆1030億ドル。保有額で首位を維持したが、9月の1兆1230億ドルから減少し、1年ぶりの低水準となった。 2位の中国の保有額は7601億ドルで、9月の7720億ドルから減少、2009年以来の低水準となった。 10月の米国債利回りは、11月の大統領選でトランプ氏の勝利が予想される中、上昇した。トランプ氏が成長を後押しする政策を打ち出すとの見方や、物価上昇につながると指摘されている新たな関税導入見通しが背景。