竹田麗央とシェフラーに意外な共通点!? アマチュアも真似したい“フォローを出さない”フワっとアプローチ
クラブと腕の重さでダウンスイングする
2つのアプローチの共通点は、やわらかい球でカップインさせたことです。竹田選手の“フワっとアプローチ”はダウンスイングでヘッドを加速させず等速で動かします。この打ち方ができれば、インパクトの再現性が高くなって安定がグンとアップします。 ヘッドを等速で動かすコツは、クラブと腕の重さでダウンスイングすること。コックを使うとヘッドの動きが大きくなってしまうので、コックを使わないよう常に親指を下に向けてスイングするのがポイントです。このアプローチができると、インパクト以降でヘッドが自然に止まり、フォローが小さくなります。 実はこの打ち方、世界1位のスコッティ・シェフラー選手が得意とする打ち方でもあるんです。竹田選手のドライバーショットを真似するのは難しいですが、“フワっとアプローチ”はすぐに試せる技。ぜひチャレンジしてみてください。
竹田 麗央(たけだ・りお)
2003年生まれ、熊本県出身。母は女子プロの平瀬哲子、叔母は1993年、94年に賞金女王を獲得した平瀬真由美。2021年の日本女子オープンでローアマを獲得し、その年のプロテストに合格。昨シーズンはドライビングディスタンス2位(258.91ヤード)の飛距離を武器にメルセデス・ランキング22位と躍進。今季は「KKT杯バンテリンレディス」で初勝利を挙げると、翌週の「フジサンケイレディス」でも勝利。「ブリヂストンレディス」では初めて4日間大会を制して3勝目を挙げた。ヤマエグループHD所属。
【解説】石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
小澤裕介