今年も“下剋上”へ J1サガン鳥栖と対戦 去年2度の“ジャイアントキリング”JFL高知ユナイテッドSC 日程面で厳しい条件も「臆せず前向いて挑む」サッカー天皇杯2回戦
クラブは今シーズン、JFL歴代4位タイの“開幕7連勝”でスタートダッシュに成功し、ここまで9勝2敗、勝ち点「27」で首位を独走しています。11試合で20得点・7失点と攻守のバランスがとれていて、前節(9日)のミネベアミツミFC戦では、1-2と負けていた後半43分からの大逆転勝ちを収め、勢いに乗っています。 (鳥栖、高知とも、記録はいずれも11日時点) ■日程面ではJFLの高知が厳しい条件 それでも「チャレンジャー」として挑む ただ、今回の天皇杯2回戦は、高知にとっての“懸念材料”もあります。 高知は前節(9日)、“ほぼフルメンバー”で戦っているうえ、今回の天皇杯は、鳥栖への移動も含む「中2日」で2回戦に臨みます。対する鳥栖は、ホームゲームのため移動は無く、日本代表活動によるJ1リーグ戦の休止もあり「中11日」で試合に臨みます。 厳しい条件で迎える“格上”J1との一戦ですが、吉本岳史監督は、「チャレンジャーとして、臆せず前を向いて戦う」と意気込んでいます。 ■高知ユナイテッドSC 吉本岳史 監督 「毎回こういう(リーグ戦とは)“違う大会”に臨む時に『どうですか?』と聞かれるが、もちろんJ1の鳥栖は非常に難しい相手だし、我々はその1試合1試合を大事にして、『成長していく時間・感覚などを繋いでいける』ような、いい経験ができる試合かなと思っている。ましてやアウェーで、非常にタフな試合になると思うが、今のように『1つ1つのプレーを楽しむ』ことや、『大事にするべきところを大事にする』。我々は“チャレンジャー”なので、臆することなく前を向いて戦っていきたい」 “下剋上”で一躍“時の存在”になった去年の天皇杯。高知の“チャレンジャー”たちは、今年の天皇杯で、どんな“ジャイアントキリング”を見せてくれるのか。 天皇杯2回戦、サガン鳥栖vs高知ユナイテッドの試合は、12日午後7時、佐賀県の「駅前不動産スタジアム」でキックオフを迎えます。
テレビ高知