「SNSの闇バイトで…」銀行協会職員を装いキャッシュカードなどだまし取った疑いで逮捕
「電話でお金詐欺」の受け子とみられる男が、詐欺などの容疑で熊本県警に逮捕されました。 窃盗と詐欺の疑いで逮捕されたのは、熊本県菊池市の無職の男(26)です。 警察によりますと、今年7月、全国銀行協会の職員を装い、熊本市の女性(85)宅で、別のカードが入った封筒とすり替える方法でキャッシュカード2枚とクレジットカードを盗んだほか、再度、この女性宅を訪問した際に現金約40万円をだまし取った疑いが持たれています。 女性宅には、事前に「キャッシュカードなどが不正利用されている。緊急停止して更新の手続きが必要なので、全国銀行協会の職員にカードを渡す必要がある」などの電話がかかっていました。 また、2回目の被害の前には「犯罪グループは空き巣もしている。自宅に現金を置いておくのは危ないので、一時預かる」という電話もかかっていたということです。 警察の調べに対して、男は「SNSで見つけた闇バイトに連絡した」と話しているということです。 なお、この男は、兵庫県警や京都府警に窃盗や窃盗未遂の容疑でも逮捕されています。 熊本県警は、認否を明らかにしていませんが、余罪があるとみて捜査を進めています。