『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が発売された日。ハイラル史上最古の物語。剣を振るう直感的な操作のバトルも激アツだった【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月23日にアップした記事を再編集したものです。 『ゼルダの伝説』、はじまりの物語 【記事の画像(6枚)を見る】 いまから13年前の2011年(平成23年)11月23日は、Wii用ソフト『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が発売された日。 『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』は、任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。Wiiでは2006年発売の『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』(ゲームキューブ版も同時発売)に続く2作目にあたる。マスターソードの誕生を描いた物語は、『ゼルダの伝説』シリーズ全体の時系列においてもっとも古い時代が舞台となっている。テレビCMでも「ゼルダの伝説、はじまりの物語」というフレーズが表示されるバージョンがあり、始祖の物語という事実にゾクゾクさせられた人もいたのではないだろうか。 じつは『ゼルダの伝説』の物語はあまり時系列が定かではない作品も多かったのだが、本作とほぼ同時期に『ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説 大全』という書籍が発売され、時系列が詳らかになるというファンにとっての一大事件があった。そんなせいか筆者などは『スカイウォードソード』と聞くと、この事件とセットでついつい思い出してしまう。なお、いまでは『ゼルダの伝説』シリーズの公式サイトで詳細な時系列が見られるので一度は見ておくといいだろう。 本作最大の特徴は、やはりWiiリモコンプラス(Wiiモーションプラス)を用いた直感的な操作。縦斬り、横斬り、斜め斬りとWiiリモコンプラスを振るえば、画面上のリンクも同様に剣を振ってくれる。突きや回転斬りのほか、盾を構えたり弓やバクダンなどのアイテムを使ったりなんてこともできた。ダッシュをして敵の体を駆け上ったと思ったら、敵の背後に回り込むなんてアクロバティックな芸当も可能で、本当に自分が戦っているような感覚が味わえるバトルにエキサイトしたプレイヤーも多かったのではないかな。 リンクは巨大な鳥“ロフトバード”の背に乗って移動できるのだが、風を切って飛んでいくのが気持ちいい。そして何より、目的地の上空からダイビングできてしまうのがとてつもなく気分爽快。これも『スカイウォードソード』の大きな魅力のひとつと言っても過言ではないだろう。 幅広い層のユーザーが楽しんだWiiというハードで発売されたこともあってか、初めて『ゼルダの伝説』に触るような初心者に配慮した“シーカーストーン”が存在したのも風変わり。これは謎解きのヒントなどが映像で見られるという便利な代物だった。 その一方で、一度ゲームをクリアーすると受けるダメージが2倍になる高難度の“辛口モード”もあり、あえてきびしい戦いに身を投じることもできたのでありがたい。ボスと連続で戦う“荒修行”という遊びも用意されていて、上級者プレイヤーたちを喜ばせた。 2016年9月2日には、Wii Uのダウンロード用ソフトとしての配信がスタート。そして、2021年7月16日には、Nintendo Switch用『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』が発売された。こちらはタイトル通りグラフィックがHD化されたリメイク版。新たにスティック&ボタン操作が加えられ、従来に近いJoy-Conの2本持ちとふた通りのプレイスタイルから選んで遊べるようになっている。