吉沢亮「……ひとりで来たい」ゴッホと北斎&モネと広重に没入
俳優の吉沢亮が7月8日、都内で行われた展覧会『Immersive Museum TOKYO vol.3 印象派と浮世絵 ~ゴッホと北斎、モネと広重~』(7月10日開幕)の発表会に登壇した。 印象派・ポスト印象派で知られるゴッホやモネに、浮世絵作家である葛飾北斎や歌川広重らの作品が与えた影響に迫るコンテンツ。 同展のアンバサダーを務める吉沢は一足先に展示を見たそうで「圧倒されました。絵画を体感すると言いますか、経験したことのない圧というかパワーがすごくて、最高に楽しい時間でした」 なかでも、クライマックスのゴッホと北斎の演出が印象的だったとし、「ゴッホと北斎の絵が両サイドにガーンと出る演出はカッコよすぎたし、音楽も相まって……和の音楽と洋の音楽が混ざってるみたいな。音とともに映像がぐるぐる回ったりしながら2つが対比されてるのが本当に素晴らしくて、皆さんにも見ていただきたい」と推した。 ゴッホと北斎、そしてモネと広重の作品がつながり、お互いを行き来する。 その冒頭にあたるのが活気あふれる江戸を描いた「熈代勝覧」を動画化したもの。「圧巻でした」と吉沢。「結構面白い動きしてる人がいるんですよ。変な踊りみたいなのをしてる人とか、ただただ頭をかいている人とか。900人の人がそれぞれ別の動きをして、人間味にあふれる面白い映像で最高でした」 前のめりな吉沢に、司会者がアートに関心や興味があるのかと聞かれると、「詳しいとかでは全くないですけど、仕事で海外とか行くので、そういう時にちょっと暇あったら美術館行ったりとかっていうのはします。美術館とか絵画とかって、ちょっと敷居が高いイメージというか、いろんな複雑な背景だったりとかそういう理解がないと見られないのかなとか思ってたんですけど、見てみると何もわかんなくても何か感じるとか、すごいなっていう。表現している人間として何かインスピレーションをもらってたりしてるのかなっていう気がしますね」と話した。 そろそろ夏休みのタイミング。誰と楽しみたいかと聞かれると「1人で来たいなあ」とのこと。「絵画に詳しい友達とかに説明をしてもらいながら見てもめちゃくちゃ面白いと思うけど、そういう知識なくても面白いんで。一人でじーっと見に来たいですね」と話していた。 ベルサール新宿南口で、10月29日まで。吉沢によるオーディオガイドの提供は14日から。 ■夏の思い出はバッタ!「4回泣かされてる」 発表会では、イベントにちなみ、絵に残したい夏のエピソードはあるかという質問も。 吉沢は「夏の思い出か……夏って基本暑いから外に出てないです、僕は。虫もいますからね。なかなか夏の面白いエピソードって出てきづらい」としたうえで、「バッタでしょうね、僕が絵に書くとしたら」 「すごいちっちゃい時に、お兄ちゃんと近所のお兄ちゃんみたいな人と3人でバッタを捕まえてたんです。その頃は(バッタに)触れたんですよ。公園のテーブルみたいなところに捕まえたバッタを何匹か並べてたんですね。そしたら一番でっかいショウリョウバッタが僕の顔にペタンってくっついてきて、大号泣しちゃって。そっからバッタがトラウマです。僕は人生で4回バッタに泣かされています。バッタ大嫌いなのに好かれるという……夏の思い出ですね」