「高病原性鳥インフル」検出で旭川の養鶏場で殺処分 専門家は今季野鳥の中でのウイルス大流行を指摘
HTB北海道ニュース
永山友菜記者: 「鳥インフルエンザが確認されたこちらの養鶏場では、深夜から殺処分が行われていて、今また新たに作業員が入っていきます」 たまご用のニワトリ、およそ4万4千羽が飼育されている旭川市内の養鶏場。 この養鶏場から11日、「普段の2倍以上、ニワトリが死んでいる」と上川家畜衛生保健所に通報があり、死んだニワトリの遺伝子を検査した結果、高病原性の鳥インフルエンザが検出されました。 12日午前1時ごろから始まった殺処分。午後2時までに2万5000羽あまりが処分され、13日午前までに終了する予定です。専門家は、今シーズンは、野鳥の中でウイルスが大流行していると指摘します。 北海道大学大学院 獣医学研究院 迫田義博教授: 「2シーズン前の全国的には1700万羽の養鶏場等での殺処分になったあの時に匹敵するぐらい、野鳥がまずウイルスを様々なルートで感染して国内にウイルスを持って来ているようなんですよね」 今シーズン、野鳥の高病原性鳥インフルエンザはすでに道内で13例確認されています。 養鶏場での感染確認は先月17日の厚真町と12日の旭川市で2例となり、合わせて15例。昨シーズンの同じ時期と比べて9例多くなっています。 北海道大学大学院 獣医学研究院 迫田義博教授: 「発生件数、そしてそれぞれの農場で殺処分される鳥の数が多くなれば、鶏肉の値段も卵の値段も上昇する懸念はあると思います」
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