「かわうちワイン」販売開始 福島県内のファミリーマートと取り扱い
ファミリーマートは4日、福島県内の店舗で川内村の特産品「かわうちワイン」の販売を開始した。内堀雅雄知事、遠藤雄幸村長、かわうちワインの猪狩貢社長らが発売初日、村内のファミリーマートかわうち屋店でPR活動を繰り広げ、「多くの県民に味わってほしい」と呼びかけた。 県とファミリーマートの親会社・伊藤忠商事が7月に包括連携協定を結んだのを受け、ファミリーマートが取り扱う。販売するのは白ワインの「ヴィラージュ シャルドネ2023」(税込み3300円)と「ヴィラージュ ブラン2023」(同2970円)、赤ワインの「ヴィラージュ メルロー2023」(同3410円)の3商品。県内51店舗で販売を始め、今月中に約90店舗への拡大を予定している。 PR活動で内堀知事は「おいしいと笑顔になっていただくことが川内村、原子力災害からの復興を進める福島の大きな発信の起爆剤になる」と期待を込めた。遠藤村長は「ワインとともに、川内村のストーリーも伝えていきたい」と意気込みを語り、猪狩社長は「ファミリーマートに県内の店頭で販売していただくことを励みに精進していきたい」と話した。
伊藤忠商事の清水英司東北支社長、ファミリーマートの水野康之北日本地域代表、かわうちワインの遠藤一美統括マネージャーらが同席した。