港珠澳大橋マカオ側イミグレの越境車両出境ゲート横にも同乗者用通関ルート開設
マカオ治安警察局は9月21日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の越境車両出境ゲート横に新設した同乗者用通関ルートの運用を同月23日から開始すると発表。 越境車両の同乗者用通関ルートについては、先行して今年(2024年)4月15日に入境ゲート横に開設され、運用が行われている。同局では、これについて事前想定通りの効果があったとし、越境車両が増加する中、イミグレーション施設における通関効率と安全性の向上、また同乗者へより便利な検査サービスを提供するため、出境ゲートにも開設することになったとした。
港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設の越境車両通関ゲートでは、外交礼遇対象者、マカオ居民(マカオ居民IDカード保有者)、中国パスポート保有者、中国往来港澳通行証保有者、香港永久性居民身分証保有者、マカオの就労証(通称:ブルーカード)保有者、その他18歳未満の同乗者は車に乗ったまま通関を受けることが可能だが、外国パスポートなど上記以外の同乗者はゲート手前で荷物を持って降車した上、入・出境手続きを行う必要がある。 越境車両同乗者用の通関ルートは入境側、新たに開設される出境側とも24時間運用で、ルート途中に入・出境審査窓口と税関検査場が設置される。
同乗者用の通関ルートでは、ゲート手前の降車ゾーンで一旦車を降りる必要はあるものの、すぐ横にあるルートを通って入・出境手続きを済ませ、その先のピックアップポイントで再乗車することができ、動線の大幅ショートカットが実現する。(*従来はイミグレーションビルのいわゆる本館部を通る通常ルートへ大きく迂回しなければならなかった) 近年、マカオ及び香港登録の自家用車が港珠澳大橋を経由して相互に、また広東省との間を往来しやすい措置が講じられている。