6回0封3勝目の堀田賢慎は岸田のリードの意図をしっかり理解し逃げずにストレート勝負もできた 村田真一EYE
◆JERA セ・リーグ 巨人4―0DeNA(15日・福井) 堀田は見事やったね。首脳陣にしてみれば5回1失点くらいなら、と考えていたはずやけど、6回無失点。ありがたい気持ちだったと思うよ。 【動画】力投する堀田 真っすぐに角度はあるし、逃げずにストレート勝負ができていた。抜ける球も途中からあったけど、本調子ではなくても0点で抑える。成長を感じるね。 特に岸田のリードの意図をしっかりと感じて投げられていた。2回の佐野、4回に牧を迎えた場面。追い込んでから、内角へ投げたフォークがワンバウンドになった。「低すぎる」と言うのは簡単やけれど、ここに堀田の意識が見えるんよ。ボールにしてもいい。甘くなってストライクゾーンにいき、打たれてしまうのが一番もったいないことになるからね。 打者を見て、カウントを考えて、MAXの力で投げるのか、抑え気味に投げるのか。心のバランスも取れていたね。勝ち投手の権利がかかった5回先頭に四球を出してしまった。今後もローテーションを守っていける投手になるには、勝ちも意識しながらボールを操れないとあかん。このピンチをナイスプレーで併殺を取ってくれた岡本和にも感謝やね。(スポーツ報知評論家・村田 真一)
報知新聞社