願うだけでは成功は手に入らない。ただ、言葉にした願いは、はっきりとした“目標”になる。今年もプロ野球界の主役を狙う選手たちに、“目標”を絵馬にしたためてもらった。2024年の干支は「辰」。登り龍の如く舞い上がる！ ※年数、背番号は2024年のもの。年数には育成時代も含む 【選手データ】東晃平 プロフィール・通算成績

オリックス・東晃平　『2ケタ勝利』で貢献を

東晃平[投手/7年目]

　2023年まで由伸(山本由伸)さんが勝って、チームも勝ってリーグ3連覇できました。だから、24年に負けてしまうと『由伸さんがいなくなったから負けた』と思われるし、それは悔しい。だからと言って、誰か1人で由伸さんの代わりが務まるわけではない。全員で戦う中で、僕も2ケタ勝利を挙げて、4連覇に貢献したいと思います。

ロッテ・安田尚憲　打率を上げ『主軸になる』

安田尚憲[内野手/7年目]

　実績をもっとつくりたいです。2023年はそれなりに試合に出ましたが打率.238では物足りないので、主軸らしい成績を残したいです。ドラフト1位で三塁を守る選手(上田希由翔)が入ってきましたが競争して、お互いにもっとレベルアップしたい。打線がしっかりすればチームも上に行けるので、自分の成績を上げることに集中したいと思います。

ソフトバンク・生海　自分に期待をかける『20本』

生海[外野手/2年目]

　一軍でホームランを打ちたいですね。目標は『20本』で！　とりあえずの最低ラインです。2ケタ10本よりも、もう少し自分に期待をかけて。状態がいいときは、一軍のピッチャー相手でもボールがゆっくり見えた。とらえられないことはないのかな、と。そもそも、自信を持って挑めなかったら負けだと思います。「絶対、打つ！」という気持ちだけです。

楽天・荘司康誠　『規定投球回』到達で軸に

荘司康誠[投手/2年目]

　先発としてイニング数は意識していきたいですね。規定投球回を投げるようなピッチャーが2ケタ勝利に到達できると思うので、そういうイメージでまずはイニングをしっかり投げれるように。球数を減らしていくことが課題なので、決め球を確立し、自分のイメージしているボールを投げられるようにすることが大事になると思います。

西武・隅田知一郎　『タイトル獲得』できる力を

隅田知一郎[投手/3年目]

　投手としてチームの勝利に貢献したいですし、タイトルを獲れる投手になりたいという思いで、絵馬に「タイトル獲得」と書きました。投手タイトルの中でも、奪三振は投手の力を示すことができるものだと思っています。だから、一番に狙っていきます。もちろん、チームとしては優勝して、ビールかけをするのが楽しみです。

日本ハム・根本悠楓　『先発ローテ』を守り抜く

根本悠楓[投手/4年目]

　2023年は春季キャンプから状態が上がらず、一軍で5試合にしか投げることができませんでした。24年は、まずは開幕から先発ローテーションに入って、1年間守りたいと思います。そのためには長いイニングを投げられるようになること、中6日に慣れることが必要。そうすれば、いろいろないい数字が自然についてくるんじゃないかと思います。