嬢に酔って抱きつく、ビールを飲み逃げ、ヘビを店に持ち込む…大正時代の「痛客」「キモ客」のむちゃくちゃすぎる「行動」
これが大正時代の「痛客」だ
そこには、現代に通じる「痛客」「キモ客」たちの名前が列挙され、痛烈な理由も述べられている。以下、その名前(肩書きは編集部作成)と理由の意訳を一部抜粋した。 ---------- ・酔うと女給に抱きつく/辻潤(翻訳家) ・年甲斐もなく女給に惚れている/瀬戸栄一(劇作家) ・カネもないくせにVIPルームに入る/山田耕筰(作曲家) ・紅茶一杯で6時間も粘る/原貢(原奎一郎、著作家) ・酔うと過去の兵隊時代の自慢をする/村井英夫 ・安い香水を女給にわたす/金澤愼次郎 ・一日に8回も来る/村松正俊(文明批評家) ・「エッヘエッヘ」と気持ち悪く笑う/吉井勇(歌人) ---------- 中には、トンデモない理由の人物もちらほら。 ---------- ・ビールの飲み逃げをする/佐々木孝丸(俳優) ・ヘビを持って来る/長岡義夫(小説家) ・特高警察に目をつけられている/百瀬二郎(アナキスト) ---------- 大正時代のキャバクラ嬢たちも、令和の世と同じくらい苦労していたようだ。 参考:林哲夫『喫茶店の時代』(編集工房ノア刊)
週刊現代(講談社)