「ニューバランス」、大阪・堀江の日本1号店を刷新 ライフスタイル特化の“最上位”路面店
2フロアからなる新店舗は、コンクリートと温かみのあるウッドが融合したクリーンでニュートラルな内装デザインが印象的だ。1階はウィメンズ、2階はメンズで構成。人気の高い“メイド イン USA”“メイド イン UK”をはじめ、グローバル管轄の「東京デザインスタジオ ニューバランス」など、ライフスタイルカテゴリーのアパレルとシューズ、グッズが並ぶ。商品点数はアパレルが約150SKU、シューズが約100SKU、グッズが約90SKUで、アパレルを充実させた。
「東京デザインスタジオ ニューバランス」は、アメリカと日本のメンバーからなるデザインチームで開発しており、新たなテクノロジーとデザインを採用。24-25年秋冬は、リサイクルポリエステルとレーヨンの混紡糸を使ったフリースベストなどを企画した。フルラインアップをそろえる“メットトゥエンティーフォー(MET24)”は、「ニューバランス」のシューズを美しく見せることをコンセプトにしたアパレルライン。オフィスシーンでも着用できるセットアップが好評で、シャツ感覚で着られるミニマムな中綿ロングコートなど、アウターも充実する。
ゆったりとした作りの売り場では、接客も重視している。心斎橋店と同様に360度で足の測定ができる「3Dスキャンサービス」を導入。3名のシューフィッターが個々の顧客に対して最適なシューズを提案する。
休業にも関わらず、
過去最高売り上げを更新中
16年以降、ニューバランスジャパンは主要5大都市を中心に路面店出店を重ねてきた。消費者に直接発信できる拠点を各地で整備し、ブランド認知を全国に拡大する基盤作りに注力。また、ここ数年は既存の核店舗を中心に、半径15~20キロメートル圏内の駅ビルや商業施設への出店も拡大し、幅広い客にアプローチしてきた。大阪キタエリアでは、梅田の阪急うめだ本店とグランフロント大阪に出店。一方、ミナミエリアには今回リニューアルした旧大阪店1店舗しかなく、戦略的な店舗の出店を検討しており、それが9月の心斎橋出店につながった。