フットサル日本代表、史上初のグループリーグ敗退に木暮賢一郎監督も意気消沈「人間的にも素晴らしい17名が集まったからこそ、勝たせてあげたかった」【アジアカップ2024|ミックス/日本vsタジキスタン】
4月22日、日本代表はタイ・バンコクアリーナでAFCフットサルアジアカップ2024グループステージ第3節・タジキスタン代表戦に臨み、1-1で引き分けた。この結果、グループステージ敗退が決定すると同時に、今年9月にウズベキスタンで開催されるFIFAフットサルワールドカップの出場権を逃した。 2021年11月よりフル代表の指揮官に就任した木暮賢一郎監督は、この2年半でメンバーの世代交代、若手選手の育成、戦術のアップデートに取り組み、世界の強豪と戦うための準備を入念に整えてきた。 しかし、結果は史上初のアジアカップグループステージ敗退。 大黒柱が相次いで負傷離脱した影響は大きく、大会期間中にチーム再編にも取り組んだものの、大会連覇を狙えるチームに仕上げることはできなかった。 試合後、取材エリアに現れた木暮監督は、重い口を開き胸の内を語った。
言い訳をするつもりはない
──試合をどう振り返っていますか? 結果に象徴される試合で、誰もがわかるような細いところを、自分たちがモノにできなかった。なにか一つというよりは、ちょっとしたハマりが悪いというか……。そこが大きなダメージになってしまったと思います。 ──同点に追いつかれてから、もう1点、もう2点と奪っていくために監督としてはどのような決断や判断があったんでしょうか? 1-0のままだと最後に相手がパワープレーをして残り1秒でも追いつかれてしまうこともあるので、焦らず2点目を取りにいく姿勢を忘れずに進めていこうとハーフタイムにはしました。ゲームプランも選手には伝えて、チャンスもありましたが、逆に追いつかれてしまった。時間はありましたし、選手を入れ替えて努力はしましたが、届きませんでした。パワープレーでもポストに当たったシュートもありましたが、あれが入っていればとか、あれを防げればというのは、言い出したらキリがない。自分たちがやるべき、試合を優位に進めるという部分が足りなかったなと感じています。 ──前回のアジアカップでも苦戦したからこそ、このグループステージを軽視することはなかったはず。それでも、コンディショニングやモチベーションの点でこうしておくべきだったんじゃないか、ということは? 言い訳を挙げればいくらでもあると思いますが、我々が戦ってる世界は言い訳より戦う理由を探さないといけないし、ベストを尽くした上で、この結果が起きてしまったと思っています。 誰がいなかったからということではなく、アルトゥールと(清水)和也、フィウーザも入れて本当に素晴らしい人間性を持った17名だったと思います。自分が見てきた歴史でも、これだけ人間的に素晴らしい選手が集まったことはないのかな、と。だからこそ、勝たせてあげたかったし、彼らが評価される世界でありたいと思っていましたが、結果として伴わなかった。こういう場所でたらればを言うつもりはありません。
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