「推し活」広告を飛行機の側面に…スターフライヤーが新たな収益源へ貸し出し、基本料金は74万円から
航空会社のスターフライヤー(北九州市)は、お気に入りのアイドルやアーティストらを応援するファンの団体などに機体側面を有料の広告スペースとして貸し出すサービスを始めた。「推し活」と呼ばれる応援活動の市場規模は拡大傾向にあり、旺盛な需要を取り込んで新たな収益源としたい考えだ。 【写真】スターフライヤーのロゴ
JR東日本子会社のジェイアール東日本企画(東京)が手がける広告事業に協力し、今月17日に受け付けを始めた。誕生日や記念日を祝う広告などを想定しており、九州と首都圏などを結ぶ機体の縦1メートル、横40センチ・メートル以上のスペースに最大3か月間、掲載できる。基本料金は74万~2940万円。「推し活」に限定した広告に機体を活用するのは極めて珍しい。「推し活」の支援ビジネスを展開する新興企業Oshicoco(東京)の推計によると、2023年の「推し活」市場は前年比15%増の8455億円で、今後はさらなる拡大が見込まれている。