【菊花賞】アーバンシック戦闘モード突入!Wコースで馬なりのままラスト11秒3
ラスト1冠取りへ、視界は良好だ。セントライト記念を制したアーバンシックは、美浦Wコースで馬なりのままラスト1ハロン11秒3(6ハロン81秒8)をマーク。先行した外シホリーン(2歳1勝)と併入し、内カリーシ(2勝)には楽々と1馬身の差をつけた。 前走時と同様に1週前と当該週の追い切りに騎乗した石神深騎手(実戦はルメール騎手)は「先週は短期放牧明けで若干、のほほんとした感じだったのでゴール前から1コーナーあたりまでしっかり気合をつけた。その効果で今回は道中からハミを取って、馬の後ろでもしっかり我慢ができていた」と戦闘モードに入ったことを強調する。 先週の追い切りは細かい部分でうまくいかなかったようだが、この日はゴール前までしっかり併せることができた。「GⅠに向けていい負荷がかけられたと思うし、抜け出すとソラを使う馬だから、その癖を直す意味でもいい調教ができた。上積みはあると思う」と仕上げ人は満足げ。春2冠(皐月賞4着、日本ダービー11着)の悔しさを晴らす準備は整った。(板津雄志)