井端ジャパンに“飛び級選出”大学生4人のスゴさとは!? 名手絶賛の大学生NO.1ショート、山本由伸に憧れる157キロ右腕、欠点なしの153キロ左腕、大学日本代表4番を分析する
プロの強打者を多数輩出した大学日本代表の4番を3年生ながら任された西川
西川は昨年の大学日本代表に選ばれ、3年生ながら4番を務めたスラッガーだ。龍谷大平安時代はショートで、今のようなスラッガータイプではなく、ミート主体の選手だった。青山学院大入学後、同期の佐々木 泰内野手(県立岐阜商)らスラッガーたちのフォームを参考にしながら、パワーアップに励んできた。 ここまで東都リーグで4本塁打、大学選手権、明治神宮大会の2大全国大会で本塁打を記録。この6本塁打はすべて大学3年シーズンで記録し、急成長を果たした。 井端監督は西川選出の理由をこう語った。 「西川選手は3年生の時から大学のジャパンで4番を打っています。飛距離というところでは抜けています。大学のジャパンの4番バッターっていうのは、プロ入ってもみんな活躍されていますので、そのあたりで期待したいと思って選出しています」 過去の大学日本代表の4番といえば、レッドソックスの吉田 正尚外野手(敦賀気比-青山学院大)、DeNAの主砲・牧 秀悟内野手(松本第一-中央大)、昨年パ・リーグ首位打者・頓宮 裕真内野手(岡山理大附-亜細亜大)、阪神の4番・大山 悠輔内野手(つくば秀英-白鴎大)、ソフトバンクに移籍した山川 穂高内野手(中部商-富士大)らが挙がる。いずれもプロでクリーンアップを打つ活躍をしていることからも、西川の活躍に期待が高まる。 この2試合ではどこかで出番はありそうだ。豪快なフルスイングをぜひ見せてもらいたい。また、トップチームには村上、ソフトバンク・近藤 健介外野手(横浜)といったWBC代表を経験している強打者たちも選ばれている。井端監督は「近藤選手、村上選手と、日本代表を経験している選手も呼んでますので、何か吸収してレベルアップしてほしい」とレベルアップを期待していた。
今後の日本を背負って立つ逸材
「大学球界のレベルも上がってますし、アマチュア野球の今後の発展、いい目標になってくれたらいいかなと思っています。それと、今回選出した4人は、必ず今後の日本を背負って立つような選手になってくれると信じて呼びました」 そう力強く語った井端監督。直接視察し、その能力を評価した上で選ばれた4人はどんな活躍を見せるか。井端監督は「いい場面で起用したい」と明かしており、4選手が3月6、7日で京セラドームで躍動することを期待したい。 【4選手のコメント】 ▼金丸夢斗投手 「憧れであった侍ジャパンに選出され大変光栄に思います。自分の最大の持ち味であるストレートで勝負し、勝利に貢献できるように頑張ります」 ▼中村優斗投手 「侍ジャパントップチームに選出され大変光栄に思います。このお話を頂いた時には非常に驚きましたが、今は身の引き締まる思いです。持ち味であるストレートを活かしチームに貢献できるよう精一杯頑張ります」 ▼宗山塁内野手 「この度、侍ジャパン日本代表チームに選出していただきとても光栄です。走攻守バランス良く、勝負強さを発揮してチームに貢献したいと思います。高いレベルの選手達の中で一つでも多く良いものを吸収できるよう学生らしく泥臭く頑張っていきます」 ▼西川史礁外野手 「まずは侍ジャパンに選出していただき、非常に嬉しく思っています。自分のアピールしたい点は長打力と肩の強さです。大学生らしくチームの力になれるよう全力で頑張ります」