借金地獄から一転、5年で富裕層になった〈資産数億円〉の元銀行員が語る…貧乏生活のどん底で気づいた「お金持ちになれる人の条件」
人様から感謝される人だけが、お金持ちになれる
貧乏のどん底にいた当時、銀行員としてお金のプロを自認していたはずなのに、お金を増やすどころか借金を増やしてしまったのはなぜなのか? そして、これからどうすればお金を増やして借金を返済することができるのだろうか? 私は何度も自分に対して質問しつづけました。 そして、はたと気づいたのです。知識やノウハウをどんなに駆使して株を売買したとしても、世の中の誰も私に感謝してくれるわけではない。誰も私に対して感謝してくれないのだから、誰も私にお金を払おうなんて思うわけがない。 つまり、お金とは感謝の気持ちを形にしたものだということ。心の底からその事実に納得した結果、私の考えはガラリと変わり5年で生活が激変しました。 お金の本質が「感謝の気持ち」であるということに気づくと、お金が絡むあらゆることが手に取るようにわかります。サラリーマンが経済的に自由になる秘訣も、ここから生まれてきました。すなわち、お金の本質が見え始めると、「感謝の気持ちをたくさん生み出した人ほどお金持ちになれる」ということがわかるようになります。 自分の器(スキル・考え方・人望)を大きくしなければ、他人や世の中に大きく貢献することはできません。大きく貢献することができなければ大きく感謝されることもありません。感謝されない以上、感謝の気持ちとしてのお金は手に入りません。 つまり、経済的に自由になることもできない。このように、自分の器以上に稼ぐことが難しいのも、まさにお金本来の特徴なのです。万が一、自分の器以上の大金が転がり込んできたとしても、それは一時の偶然であって長続きすることはありません。いずれ器からこぼれ落ちて、分相応のレベルにまで減ってしまう、というわけです。 宝くじに当たった人が数年で元の資産レベルに戻ってしまうという話がいい例でしょう。私が破産寸前の借金生活に転落したことも、自然な成り行きだったわけです。 坂下仁 お金のソムリエ協会会長 ※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
坂下 仁
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