【岡山県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 紫色の世界へ日本全国の藤が集まる藤棚を散策
◆王子が岳
玉野市と倉敷市にまたがる王子が岳は、瀬戸内海の多島美と雄大な瀬戸大橋の全景が同時に望めるビュースポット。春にはその絶景に約1,000本の満開の桜が加わり、瀬戸内海をピンク色に照らす。 晴れた日の青い空と海に映える桜もきれいだが、うっすらと霞のかかる春ならではの景色も日本画のようでとても幻想的。 桜の季節が終わるとツツジも楽しめる。遊歩道が整備されているのでハイキングにぴったり。 王子が岳(おうじがたけ) 所在地 岡山県玉野市渋川4丁目/岡山県倉敷市児島唐琴
◆備中国分寺
岡山は桃の生産地として有名だが、目でも楽しめるのが春。4月上旬から中旬にかけて、県内の桃畑では濃いピンク色の花が一斉に開いていく。 なかでも日本らしい風景が見られるのが総社市。 かつて大和王朝と並ぶ勢力を誇っていたと伝えられる古代吉備国の中心地・吉備路エリアでは、備中国分寺に建つ県内唯一の五重塔との共演が見られる。田園風景と季節の花、五重塔を写真に収めてみては。 備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ) 所在地 岡山県総社市上林1046
◆圀勝寺
奈良時代に遣唐使として中国に渡った郷土出身の学者・吉備真備ゆかりの寺、圀勝寺では、毎年4月に入ると推定樹齢350年を超える椿の巨木に八重の花が咲き始める。 開花時の真っ赤な花と艶やかな緑の葉のコントラストもさることながら、必見なのはその後。落下した花が樹下を埋め尽くして作られる、深紅の絨毯は圧巻。 毎年4月に「つばき祭り」が行われ、境内が公開される。 開催時期:2024年4月6日(土) 圀勝寺(こくしょうじ) 所在地 岡山県小田郡矢掛町東三成1344
◆菜の花シンボルロード
奈義町の中心に位置し、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した磯崎新氏設計の奈義町現代美術館から、中国山地の秀峰・那岐山へ向かってのびる、奈義町シンボルロード。 見るだけで元気が出そうな黄色の大地の正体は、田園に咲く菜の花。約1キロにわたって続く、奈義町シンボルロードの周辺が、4月中旬から下旬にかけてビタミンカラーに彩られる。 菜の花シンボルロード(なのはなしんぼるろーど) 所在地 岡山県勝田郡奈義町豊沢