成長著しい女子大生レーサーJuju選手が都内でファンミーティングを開催【CARGoodsPress】
今シーズン、史上最年少かつ日本人女性として初めて日本のトップフォーミュラであるSUPER FORMULAに参戦した“Juju”こと野田樹潤選手。4歳でキッズカートにデビューし、世界のさまざまなカテゴリーで結果を残し、今年はSUPER FORMULAデビューイヤーながら全戦で完走を果たした。 【詳しく画像を見る】笑顔のJuju選手 各サーキットには、Juju選手を応援するために多くのファンが駆けつけていたが、戦いの場でのファンサービスには限りがあったため、シーズンオフとなった12月5日に都内で「Juju Noda Fan Meeting 2024」を開催した。 多くのファンの声援と拍手に迎えられ、Juju選手と父で元F1ドライバーの野田英樹さんが壇上に登場し、まずは二人のトークで今シーズンの戦いを振り返った。
デビュー戦からドライバー視点でアドバイスを送ってきた父は、「最初はチームの経験あるドライバーのセッティングでレースに挑んでいたが、最後はJujuのセッティングをもう一台が使うようになった」と、Juju選手の成長を語る。 Juju選手本人も「苦しい戦いの中で自分なりに得ることも多く、成長した1年でした」と振り返る。また、今年から進学した大学とレースの両立についてなど、普段では聞けない話が盛りだくさんであった。 トークショー終了後には、希望者全員とのツーショット撮影会、お宝グッズが当たる抽選会も行われて、参加者はJuju選手との触れ合いタイムを楽しんでいた。
そしてイベント終了後、会場に集まったプレス向けの囲み取材では、今日のイベントを振り返って「思った以上にたくさんの人に集まっていただき、すごく嬉しいです。サーキットでは、今日のようにしっかりとお話したり、写真を撮ったりする時間はなかったので、ファンの方々と交流でき、これからも頑張っていこうというエネルギーになりました」と語るJuju選手。 トークショーでも話に出ていた来年のレース活動については、「今のところ来年の見通しは厳しいですね。SUPER FORMULA参戦に当たってチームとは3年計画で話をしていたのですが、最終戦の少し前にチームから来年は参戦しないと聞かされ、その時点から新しいチームを探すのは…。自分としては、来年も今年1年を通じて学んできたことを活かせるSUPER FORMULAに参戦したいと思っています。ただし、どのような状況になったとしても、その環境の中でベストを尽くしてチャレンジを続けていきます」。 ここまでのレース活動も、「負けても負けても諦めない」の姿勢で戦い抜いてきたJuju選手。そのモットーで、来年もさらなる活躍を見せてくれるはずだ。
<文・写真/茂木康之>