【大学野球】 長身でもバットは短く 浦和学院出身の中大・松嶋晃希が決勝打
◆東都大学野球春季リーグ戦第1週第3日▽中大5―2駒大(12日・神宮) 中大は、7番・松嶋晃希一塁手(3年=浦和学院)が決勝タイムリーを含む3安打2打点と活躍。駒大を下し、勝ち点1をマークした。 2021年夏の甲子園に出場した実績のある松嶋の打撃の特徴は、183センチの長身ながら、バットのグリップエンドを指3本ほど空けてシャープにスイングするところだ。 「長打は少ないので、とにかく短くバットを持って、コンパクトにヒットゾーンに打つのが自分の持ち味です」と松嶋。2―2で迎えた7回裏2死一、三塁のチャンスでは、左打者の内めの直球を右前に転がして勝ち越した。 清水達也監督(59)は「オープン戦からすごく調子が良くて『必ず、お前のところにチャンスが回って来るからな』という話をしていたが、きょう、その一本を出してくれた」と活躍を喜んだ。 投手では、2回戦の東恩納(ひがしおんな)蒼投手(沖縄尚学)に続き、1年の子安秀弥投手(東海大相模)が勝ち投手になった。同点の7回表1死二塁で登板してピンチをしのぐと、打者9人に対して1安打を許したのみ。「(勝ち投手は)率直にうれしいです。強い気持ちを持って攻めました」と言って笑顔を見せた。
報知新聞社