小木曽喬

◇28日　男子ゴルフ　バンテリン東海クラシック第3日（愛知県みよし市、三好CC西C） 　名古屋市出身の小木曽喬（27）＝フロンティアの介護＝が66で回り、通算9アンダーとして、24位から首位と3打差の9位に浮上した。首位に立ったのは、通算12アンダーの細野勇策（21）＝三共グループ＝と岩崎亜久竜（26）。首位と3打差以内に12人がひしめく大混戦となった。 　大混戦の上位陣の中で、小木曽も虎視眈々（たんたん）と今季2勝目を狙っている。9位だが、トップとは3打差。逆転優勝は十分に可能な位置だ。「僕もそうだけど、アウトでどこまで数字を伸ばせるか。そこが勝負になると思う。最終日もアウトから攻めていきます」と小木曽は最終日の展開を予想した。 　この日はまさに言葉通りの内容だった。アウトからスタートして1番から3連続バーディーを奪って、一気に乗った。アウトは4バーディー、1ボギー。インでも3バーディー、1ボギーで通算9アンダーの9位に浮上した。爆発の予兆は朝からあった。ラウンド前の練習で手応えをつかんで、自信をもってクラブを振っていった。 　名古屋市出身で在住。大会期間中も自宅からコースに通うことができる。シーズンも後半に入って、どの選手も疲労の蓄積があるだけに、このアドバンテージはうれしい。夏場に調子を落として、予選落ちも経験したが、直近の2試合は優勝争いを繰り広げながら、1桁の成績が続いている。地の利を生かして、悲願の地元優勝をつかみにいく。