働きすぎるヒノモト(日本)のまわりには、陽キャで強引なアメリカ、冷酷なロシアなど各国のイケメンが入り乱れる?地政学を学べる擬人化漫画が話題 【作者に聞く】
世界を「オフィス地球」という会社に見立て、国をそこで働く「サラリーマン」に擬人化した、理央(@br_sss921)さん・沢辺有司さん(原案・監修)の漫画「地政学ボーイズ」。陰キャで趣味人、働きすぎるヒノモト(日本)のまわりには、陽キャで強引なアメリカ、冷酷なロシアなど、各国のイケメン男子が入り乱れる。歴史に基づいた関係性がおもしろく、カジュアルに地政学を学べると評判で「自分も楽しめるし、子どもにも読ませたい!」と反響を得る。今回は第5巻の発売に際し、作者に制作のきっかけや見どころを聞いた。 【漫画】国が擬人化!?「地政学ボーイズ」を読む ■オランダは正式名称ではない!?明日から使える豆知識。地政学が面白すぎる! 本作の作者である理央さんが漫画を制作する経緯について、「きっかけは、『地政学を題材にした企画があるけど描いてみないか』というお話を編集部からいただいたのが始まりです。恥ずかしながら、『地政学』という分野を知ったのはそのときが初めてでした。おもしろそうなジャンルだなと思ったので、そこから企画が始まったという形です」と教えてくれた。 国を擬人化し、「地政学」という観点で描いたのが、本作「地政学ボーイズ」だ。歴史的背景の裏側もカジュアルな会話で構成されており、各国との関係性がわかりやすく描かれている。 作者は5巻の見どころとして「2023年の出来事やアメリカ大統領選のことなど、わりと直近の出来事について触れているので、最近の情勢について興味のある方には楽しんでいただけるのではないかと思います」と語ってくれた。本作の試し読みとしてXに投稿されたオランダ編には、3.6万いいねがついた。オランダの正式名称「ネーデルランド」についてや、食事は割り勘、日が差すうちは照明はつけないなど、倹約家なお国柄も性格のベースとなっている。「おもしろくてためになる」「これが教科書だったらもっと歴史の授業好きになってた」などのコメントも届いた。 最後に読者のみなさんへ「いつも『地政学ボーイズ』を読んでくださりありがとうございます!今後も皆さまに楽しんでいただける作品作りをしていきたいです」とメッセージを寄せてくれた。 取材協力:理央(@br_sss921)