「レッドカード!」槙野智章、自身の引退試合でVAR→イエロー累積で退場処分「伏線回収」「素敵やん」審判との粋なやりとりに感動の声
【槙野智章 大感謝祭 ~1日限りのワッショイ劇場~(引退試合)】MAKINO JAPAN 3-0 KOBE STARS(12月14日/ノエビアスタジアム神戸) 【映像】イエロー判定で強制退場のシーン まさに“お祭り男”らしい幕引きだった。 浦和レッズやヴィッセル神戸、日本代表で活躍し、2022シーズン限りで現役引退した槙野智章氏の引退試合「槙野智章 大感謝祭 ~1日限りのワッショイ劇場~」が14日、ノエビアスタジアム神戸で行われた。 フィナーレは30分ハーフで行われた試合の後半30+3分、PKのキッカーで登場した"愛妻"高梨臨がゴールネットを揺らした直後のことだった。背番号10のユニフォームを着た高梨がコーナー付近まで走って歓喜すると、槙野はコーナーフラッグを抜き、それを高々と突き上げるゴールパフォーマンスで盛り上がっていた。 すると、主審を務めた村上伸次氏が槙野の元へ駆け寄って、この行為に対してイエローカードを提示したのだ。実況・寺川俊平氏が「槙野にイエローカードだー!」と伝え、ゲストの朝日奈央も「これはダメかぁ」と嘆いた。槙野は不服そうにしながらもコーナーフラッグを元の位置に戻して試合終了の瞬間を待っていた。 しかし、ここで主審がビデオ・アシスタント・レフェリーのジェスチャーをした後、ピッチ脇でオン・フィールド・レビューへ。実況席のワッキーも「何で?何の?」と、疑問に思っている様子だった。 スタジアムの大型ビジョンには、槙野がコーナーフラッグを抜くシーンが流れた後、3年前の思い出のシーンが映し出された。2021年12月4日、J1リーグ最終節の名古屋グランパスvs浦和レッズは、村上主審にとって通算307試合目の担当試合であり、自身のレフェリーとして最後の試合。その試合で槙野が村上主審に感謝を伝えるメッセージ入りのTシャツを着込み、ユニフォームを脱いで伝えた際に“最後のイエローカード”を出した経緯があった。 そんな3年前の伏線を回収するように、確認を終えた村上主審はマイクを手にして場内に判定を伝えたのだ。 「ただいまの判定について説明します。3年前に僕は槙野さんにイエローカードを出しました。今回“過度な喜び”ということで1枚カードを出しました。合計2枚で、退場になります」 そう言って槙野の元へ歩み寄ると、毅然とした表情でレッドカードを提示。槙野は笑顔で受け入れ、深くお辞儀。村上主審と握手して抱き合い、スタジアム中に拍手を送りながらピッチを後に。両チームの選手が作った花道を通りながらハイタッチを交わしてピッチを退いた。 さらに、ピッチ外では再び村上主審から、今度は“グリーンカード”を提示される。育成年代でフェアプレーなどを賞賛する意味で使われるこのカードには「槙野さんありがとう」と記され、村上主審からの恩返しとなった。 この一連のシーンにはファンも「この時のイエローがあるから退場か笑」「レッドやんww」「退場とか?おいおい笑」「いろいろ盛りだくさん」「あーそゆこと?笑」「合わせ技で2枚目w」「サプライズ素敵やん」「伏線回収かぁ」「みんなズッコケろ」「歴史作ってて草」「歴史変えたああああああああああ」「引退試合で退場は草」「これは歴史変わったわ」と2人の絆を感じるシーンに笑いと感動のコメントであふれ返っていた。 (ABEMA/槙野智章 大感謝祭 ~1日限りのワッショイ劇場~)
ABEMA TIMES編集部