「中山寺」の元課長を逮捕・起訴 5年半にわたり「永代供養料」約7700万円を着服か…「飲食代や投資に充てた」「一件一件個別には覚えていない」
兵庫県宝塚市にある中山寺の財務部・元課長(51)が、寺に納められた永代供養料7700万円あまりを横領したとして、逮捕・起訴されていたことが分かりました。 業務上横領の罪で逮捕・起訴されたのは、安産祈願などで知られる中山寺の財務部・元課長・杉中巧被告(51)です。 警察によりますと杉中被告はおととし10月までの約5年半の間に、寺に納められた108人分の永代供養料を88回にわたって横領した罪に問われていて、横領した総額は7700万円あまりにのぼるということです。 寺がおととし行った内部調査で発覚し杉中被告は去年3月に懲戒解雇されていました。 杉中被告はこれまでの調べに「横領行為をした記憶はあるが、一件一件個別には覚えていない」「(横領した金は)飲食代や投資に充てた」などと話しているということです。