前田大然の爆発的エネルギーは過小評価してはならない 王者セルティックに欠かせぬ韋駄天FWの走力
前田不在時にセルティックは勝ち点を取りこぼしている
スコットランド王者セルティックは今季も立ち上がりから快調に飛ばしていたが、11月に入ったあたりから国内でも取りこぼしが目立つようになった。 FW古橋亨梧の得点ペースが昨季に比べて落ちていると指摘されることも少なくなかったが、英『TBR Football』は他にも気になる点があると指摘する。 それは、FW前田大然の負傷離脱だ。前田は11月より負傷で1カ月間戦列を離れており、この期間にセルティックはマザーウェルと引き分け、キルマーノックには1-2で敗れるなど勝ち点を落としている。 英『BBC』にて評論家のアラン・プレストン氏も、「前田には豊富な運動量があり、彼は決して屈しない。残念なことに、監督のブレンダン・ロジャースはここ数週間その前田を欠いていた」と前田の大きさを説いている。 前田はセルティックで主にワイドな位置に入っており、古橋へチャンスボールを提供する役割も任される。その圧倒的なスピードは攻守両面で欠かせぬもので、前田の離脱が与えた影響は想像以上に大きかったか。 今月30日、セルティックは年内最終ゲームで国内最大のライバルであるレンジャーズと対戦する。現在両チームの勝ち点差は5点で、しかも2位レンジャーズは消化試合が2つ少ない。セルティックにとっては絶対落とせない直接対決で、こうしたゲームこそ前田のスピードと運動量が重要となるのだろう。
構成/ザ・ワールド編集部