ミンカブ株でインサイダー 福岡の男性に課徴金金融庁へ勧告
証券取引等監視委員会は13日、東証グロース上場の「ミンカブ・ジ・インフォノイド」(東京)による事業買収に関する未公表情報に基づきインサイダー取引をしたとして金融商品取引法違反で、福岡県の自営業の50代男性に課徴金35万円を納付させるよう金融庁に勧告した。 監視委などによると、ミンカブ社は2022年9月28日、旧LINE(現・LINEヤフー)が持っていた旧ライブドアの事業の買収を公表。その情報を事前に知ったミンカブ社の役員は、知人の男性に伝えた。 男性は公表前、ミンカブ社の1200株を計約234万円で買い付けた。株価は公表後に上昇傾向となり、男性は約81万円の利益を得たという。