琴桜 負け越しも佐渡ケ嶽親方が評価「攻めている相撲が多くて良かった」
◇大相撲九州場所 二所ノ関一門連合稽古 琴桜は9勝11敗と負け越したものの、スタミナ面で、大の里を上回るなど内容的には悪くなかった。どちらかといえば相手に合わせるスタイルが主だが、この日は常に先手先手。土俵際まで攻め込む場面が目立った。 詰めの甘さで逆転されると「くそー」と悔しさをあらわにするなど気持ちの入った稽古内容。「満足はしていないが、ここまでしっかりと稽古できている」と好感触で、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)も「攻めている相撲が多くて良かった」と評価した。 今年初場所後に昇進し大関としては5場所目を迎える。悲願の初優勝に向け「本場所で出し切るだけ。スタイルは崩さず、自分は自分でやるだけ」と静かに闘志を燃やした。