ご先祖様としばしの別れ 送り盆 長野県松本市・神林では「お舟流し」
送り盆の16日、長野県松本地方の各地で、お舟流しなどの行事が行われた。台風7号の影響が心配されたが降雨はなく、住民が静かに先祖の霊を送った。 松本市神林の川東町会は16日、地元の子供たちが手作りした小さな舟を流す「お舟流し」を行った。地元のお年寄りの指導で、子供たちが作った長さ50~60センチ、幅20センチほどの舟を、鎖川沿いの水路に流した。水路沿いには灯籠が置かれ、かがり火もたかれた。 子供たちが流した舟を、水路沿いに立った地元の人たちが静かに見守った。今年が初参加という菅野小学校3年の田中優妃さん(9)は「麦わらをひもで結ぶのが難しかった。舟が流れてきれいだった。来年はもっとかわいく飾り付けたい」と話していた。
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