【BCクラシック】チームジャパンに立ちはだかる強力海外勢 欧州からの刺客シティオブトロイ&米筆頭フィアースネス
BCクラシック初制覇の快挙を目指すチームジャパンの前に、強力海外勢が立ちはだかる。最注目はエイダン・オブライエン厩舎(アイルランド)が送り込む3歳馬シティオブトロイだ。今年初戦の英2000ギニーこそ敗れたが、そこから英ダービーを含むGⅠ3連勝。押しも押されもせぬ欧州のトップホースに上り詰めた。オブライエン調教師は「ブリーダーズカップに出走させることを夢見ていた馬でした。彼は戦術的で、追走力もあってスピードもあります」と素質を評価。初のダートが鍵となるが、トレーナーは「父がジャスティファイ(2018年の米国3冠馬)なので、ダートでもいい走りができる可能性は大いにある」とノープロブレムを強調する。世界をけん引する厩舎に、悲願のBCクラシック制覇をもたらすか。 【写真】地元の期待を背負うフィアースネス 地元の期待を背負うのはフィアースネス。2歳チャンプとして臨んだケンタッキーダービーは15着に大敗したが、ジムダンディS、トラヴァーズSを制して、見事に復権を果たした。プレッチャー調教師は「ケンタッキーダービー後に間隔をあけて、立て直すことができた。この2レースは私たちが見たかったものを全て見せてくれている。彼の様子を見ていると成長していることが分かる」とサムズアップ。米国のプライドに懸けて、ここは絶対に負けられない一戦だ。