鳥取市で12月から「自動運転バス」試験走行 実用化見据え「実証実験」次の段階へ
山陰中央テレビ
深刻化する運転手の人手不足への対策として期待される「自動運転バス」。 山陰の自治体でも導入に向けた取り組みが進められています。 そのひとつ、鳥取市では、来年度までの実用化に向けて12月、3回目の試験走行を行うことを決めました。 鳥取市・深澤市長: 「実際の運行ができるようにということに少しでも近づくような実証事業としていきたい」 今年4月に始まった運輸業界の時間外労働の規制強化などの影響で、運転手の確保が課題となるなか、鳥取市では来年度までの自動運転バス導入をめざして、これまでに2回、試験走行を実施しています。 この結果を踏まえて、鳥取市は、3回目の試験走行を12月13日からあわせて10日間、行うことを決めました。 平日に5便、土日に7便運行し、JR鳥取駅前1か所だけだったバスを降りることができる停留所を5ヶ所に増やして実際の運行に近づけるほか、今年2月の実験で、右折するときに自動運転で対応できないケースが多かったことから、右折回数の少ないルートを設定。自動運転率9割以上を目指すということです。 試験走行するバスは試乗が可能で、市は、市民を対象に12月22日から事前の受付を始めることにしています。
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