きょう“も”2ボギー先行から後半チャージ 松山英樹は14位で勝負の週末へ
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 2日目(15日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7252yd(パー72) 【画像】“アプローチ国宝”松山英樹のトークレッスン 3Wでグリーン左手前のラフに運んだ最終9番(パー5)、松山英樹は打ち上げになるアプローチでPWを握った。「3つくらいあるうちの選択肢のひとつ。あれが一番、確率が高い」。低く出たボールは傾斜で勢いを弱めながら転がりピン奥1mへ。鮮やかなバーディフィニッシュで、2日続けて「69」をマークした。
しり上がりに状態を上げた初日同様、3アンダー21位から出た第2ラウンドも序盤は重い雰囲気が漂った。出だし10番、3Wでの第1打からナイスショットを続けながら、1.5mのチャンスを外した。バーディ発進を逃してからはため息の連続。続く11番(パー5)、12番で3mを決められずパーを並べ、3パットを喫した14番から2連続ボギーを先行した。 「(10番は)そんなに嫌な感じはなかったが、11番のバーディパットで全然よくわからないミスをしてしまってから試行錯誤が始まって、どうやっていけばいいんだろうと思いながらやっていました」
折り返しの18番で1m強のパットをなんとか沈め、インコースの終盤を耐えてみせると、直後に反撃を始めた。1番で右から3mを決め、直径が2mに満たない小さなバンカーから3打目を寄せた2番(パー5)でもバーディ。実は3番(パー3)も持ち前のアプローチ技術の高さを見せつけていた。グリーン左のフェアウェイからLWで少し浮かせ、スライスラインにのせてチップイン。変幻自在のウェッジワークは健在だ。 4番で2mのパットが入ってくれていたら、右ラフからピンそば3mにつけた5番まで5連続バーディだったはず…。「最後まで(良い距離が)決まることはなかった」とグリーン上のプレーの改善には首を振ったが、2日続けて2ボギー先行からの5バーディで巻き返した。