WEST.10周年公演で“入場拒否”者が続出「顔違うとか失礼」厳しすぎた本人確認の実情
顔写真と実物が違って見えた
この他にも、マイナンバーカードの顔写真と実物が本人なのに違って見えたために、 《三人がかりで確認され、保険証・キャッシュカード・クレカ・ジムの会員証・iPhoneの名前・メルカリの登録住所を提示して入場、自撮り写真もスタッフに見せました》 《これじゃダメと言われて違う女の人呼ばれて現住所と旧住所言わされた。保険証とかクレジットカードとか診察券とか自分の名前が載ってるやつも全部見せて生年月日も言ったよ。スマホでAmazonの登録してる住所見せたらそこでOKに》 など、マイナンバーカードの顔写真照会に留まらず、あらゆる身分証やスマホの中身まで見せてようやく入場出来たものの不快な思いをした人も複数いたようだ。 さらに、マイナンバーカードを確認する際、顔写真のある表面だけでなく、カバーをはずし裏面の個人番号までスタッフに確認されたとの声も続出し、 《松竹座の本確、マイナンバーカードのカバーなしで裏面見られたって本当、、、?マイナンバーを確認していいのは法律で決められた利用範囲内でのみなのに》 《本人の同意なく(取扱者ではない者が)マイナンバーを不当に取得する行為にあたるのですっごい極論を言うと罰則対象だよ》 と疑問視する声もあがった。
怒りの声が噴出
マイナンバー法では個人番号について、「法定された場合を除き、個人番号の提供を求めることを禁止」とあり、利用範囲は年金、雇用・医療保険、被災者生活再建支援金などの事務手続きが挙げられている。 「今回の松竹座公演のチケット申し込み段階で、本人確認のためにマイナンバーカードの個人番号まで確認するという条件は無く、実際に現場で個人番号を見られたファンが不安に思うのも仕方ないでしょう。 他の女性アイドルグループやボーイズグループのライブ・イベントのマイナンバーカードを使った本人確認については、専用のカバーをした状態(個人番号が見えない状態)で確認すると明記されているといった指摘もあり、今回の松竹座での個人番号チェックは行き過ぎではないかと批判されています。 また、本人で身分証明書も持ってきていたのに顔の映りが違う、正字と略字が違うなど細微な点でチケット代を支払ったのに入れなかったファンがいることに対しては、消費者センター案件ではないかと問い合わせる動きもあったようです」(前・同) 厳しすぎる本人確認には、 《人権侵害やめろや》 《身分証取りに行く時に、バリバリ化粧して行くやつおる?本人やのに顔違うとか、失礼すぎる。消費者センターに連絡だけでなく、訴えられそぉ》 《人権侵害だし明らかにおかしい本人確認で入れなかった方がたくさんいるみたいなので、集団で戦ってほしい。頭おかしいし胸糞案件》 と怒りの声が噴出している。 SE社の人気グループのライブ・イベントを巡っては、高額転売や、他人の名義を使っての複数名義での申し込みが後を絶たない。これらを防ぐための本人確認は確かに必要なのだが、本人で適切な身分証明書を持参している当選者を入場拒否したり、行き過ぎた個人情報チェックで人権侵害とまで言われてしまうのも考えものだ。