アーセナル戦で負傷交代したマンチェスターCのMFロドリ（中央）（ロイター）

　米スポーツ専門局「ESPN」が23日、負傷したマンチェスターCのスペイン代表MFロドリ（28）が右膝前十字じん帯断裂で今季残りのシーズンを欠場することがほぼ確実となったと報じた。 　ロドリは22日のアーセナル戦（△2―2）で先発出場するも前半21分に負傷交代。グアルディオラ監督は試合後「（詳しい状況は）まだわからない。ただ、彼は強い男だ。その彼が自ら交代を要求したのだから何かを感じたのだろう」と話していた。 　試合から一夜明け、複数の海外メディアがロドリについて速報。ESPNは「月曜朝の検査で右膝の前十字じん帯を断裂したことが判明し、今シーズンの残り試合を欠場することはほぼ確実だと関係者が明かした」と報道。スペイン紙アス（電子版）も「検査の結果右膝に深刻な問題が判明したため、残りのシーズンを欠場する可能性が高くなった。今後はより精密な検査を受けるためにマドリード（スペイン）に向かう予定だ」と伝えた。 　4勝1分けでプレミアリーグ単独首位を走るマンチェスターCだが、中盤の要を失えば“大打撃”となることは必至。ロドリは昨季のFA杯マンチェスターU戦に敗れるまで、出場した試合では74戦無敗という驚異の記録を打ち立てるなどリーグ4連覇に貢献。今夏の欧州選手権ではスペイン代表を優勝へと導き、大会MVPにも選出。24年バロンドール（世界最優秀選手賞）でも最有力候補の一人に挙げられているだけに、指揮官にとってもショッキングなニュースとなった。