円が対ドルで1%下落、日米金利差の縮小観測が後退-151円台
(ブルームバーグ): 4日の外国為替市場で円相場は対ドルで1%下落。今月の日本銀行の金融政策決定会合での追加利上げ観測が後退し、日米金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りポジションを解消する動きが出ている。
円は一時前営業日比1%安の1ドル=151円09銭まで下落した。3日の海外市場では、韓国の尹錫悦大統領が「非常戒厳」を宣布したことを受けて韓国ウォンが急落し、円は対ドルで一時148円65銭まで急伸した。戒厳令が4日に解除されたことでドルが買い戻された。
加えて、米経済統計の堅調な内容を受けて、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが見送りになるとの観測が強まり、ドル買い・円売りの流れが強まった。
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Hidenori Yamanaka